【タイトル】
学校保健委員会【本文】
10月2日(木)に学校保健委員会が開催されました。 参加してくださった保護者の皆様、また、事前のアンケートへご協力くださった皆様、ありがとうございました。 〇本校眼科校医の佐藤先生のお話から一部を紹介します。 ○近視の人は増えている。80年前の不安定な時代の近視は少なかった。近年のパソコン・スマホの使用でさらに増えている。最近は学校の授業でも使用している。なるべく目を休めて遠くを見て欲しい。 ○なぜ近視に? 物を見るのは水晶体が厚みを変えてピントが合う仕組みだが、近くばかりを見ていると毛様筋を使いすぎて凝り固まってしまう。眼軸も長くなり、近くが楽に見えるようになると遠くが見にくくなる。そのため、できるだけ遠くを見たり、目を休めることが大事。 ○パソコンに夢中になると瞬きが減る傾向あり。ドライアイの人はより目が乾くので気を 付けてほしい。 ○最近の近視治療法について ・オルソケラトロジー・・・就寝時にハードなコンタクトレンズを装着する。 角膜の角度を平らにする仕組み→やめると戻ってしまう。 ・低濃度のアトロピン点眼・・・自費診療となる。毛様筋を麻痺させる。 ・レッドライト、バイオレットライト・・・条件によって効果が見られないこともある。 ・多焦点コンタクトレンズ・・・毛様筋を使えなくても見える。 ・レーシック・・・機械で行う。方法としては良い。 ○目を水で洗うことについて、水道水は浸透圧が薄いので、習慣的に目を洗うのはおす すめしない。拭き取りの方が良い。 〇保護者の質問にも答えていただきました。 ○小学生の化粧と目への影響について・・・目に入らなければ大丈夫。 ○スマホと、大画面で見るのとではどちらが良いか・・・距離を取れる方が良い。 ○寝ながらスマホはダメなのか・・・左右差の原因となる可能性はある。 ○麦粒腫、霰粒腫、流行目と視力の影響・・・霰粒腫は目の角膜の変形になるので乱視の原因となる。ステロイド薬も気をつけて処方されるので、使用法を守ること。ステロイド薬そのもので視力の低下は起こらない。 ○温めることやツボ押しは子どもも大丈夫か・・・眼球を押さなければ大丈夫。目を温めるのは良い。【添付ファイル】
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